その方の痛みや思いまで丁寧に感じ取るような
きめ細やかなケアの実現を目指して―

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.薬剤師としてのキャリアは今年で17年。長く病院勤務を続けてまいりましたが、転勤が多い主人の仕事の関係でなかなか落ち着いて自分らしい働き方を見つけられずにいました。そんな折にこちらの求人を目にしました。こちらは福利厚生面が大変整っていて、非常勤にもサポートが手厚く充実していました。ここでなら安心して自分らしい働き方ができるのではないかと期待しました。また、私は施設で働くことは初めての経験となります。病院では患者さんたちが退院されたその後の生活を知る機会などはなく、自分のキャリアを広げる上でもとても価値のある仕事だと思いました。

Q.現在のお仕事内容や大切に考えられていることなどを教えてください。

A.基本的には皆さんの処方箋の監査が中心業務となりますが、臨時で必要となった薬の調剤なども行います。こちらは老健施設ですので、病院での治療をいったん終えられたような方々がお越しになられています。そのため普段からご自分で服用されている薬を持ち込まれることも多く、その持参薬とこちらで処方される薬との相互作用に問題はないか、飲みやすい形状に変更したり、たくさんの薬を服用しなければならない場合にはその数を最小限に減らすための工夫を考えるなど在宅での生活がより快適に過ごしやすいように見守ることも大切な役割のひとつです。例えば十種以上の薬を服用しなければならない方がいます。医師や他のスタッフたちと連携や相談を重ねながら、必要となる薬を整理整頓して差し上げることで弊害となるものを事前に防ぐことができます。医師や関連各署のスタッフのみなさんとは何でも気兼ねなく相談できる間柄です。チームとして一体感を持ってご利用者さんをお支えしております。医師の先生から逆にご相談いただくこともありますし、良い信頼関係の中で安心して働くことができています。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.自分が提案したアイデアを採用していただいた結果、良い方向に向かうことができたときなどはこの仕事ならではの手ごたえを感じます。薬の数が減ることで患者さんが嬉しそうな表情をされるときにも心から嬉しく思います。施設は病院と違い、専門的な検査や治療を行うことはなかなかできません。そんな中で異変にいち早く気づき、副作用の早期発見ができたときなどにもお役に立てたことを実感でき嬉しく思います。リスクを防ぐという観点は私たちが絶対に死守しなければならないことです。積み上げてきた経験や知識を微力ながら現場で活かせていることを実感するときには強いやりがいを感じます。

Q.この仕事を通じて感じるご自身の成長とは?

A.例えば褥瘡に対する薬を処方しても、実際にその処置をされている現場に立ち会うようなことは病院ではありませんでした。自分の処方した薬が実際にどのように使われ、その結果どのような経過を経て治っていくのかという部分を目の当たりにする経験はここに来て初めてとなりました。今まで本や想像の領域を出なかったものを実際に拝見させていただけることでより薬に対する理解が深まりました。ますます自分が処方する薬に対して責任を強く感じるようにもなりましたし、多剤併用によって起きる弊害などに対してもリアルな危機感を持って対応できるようになりました。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.身体的なケアだけでなく、精神面の深い部分からのケアが重要であることをこちらに来てあらためて思います。認知症に対する理解や知識ももっと自分なりに深めたいです。将来的には在宅医療の分野にも興味を広げられたらと考えています。単に薬を作って運ぶことが仕事ではなく、医師や看護師たちと密に連携を図り、高い専門性を持ってその方の痛みや思いまでを丁寧にすくい上げられるような薬剤師を目指したいです。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.薬剤師は私一人ですが、困ったことがあればいつでも医師やスタッフたちと連携を図れるチームワークにあふれています。調剤業務や処方箋監査、薬剤の在庫管理などは主に調剤室に一人でこもって行うことも多いですが、フロアに行けばたくさんのスタッフがいて情報交換も活発に行われているので安心です。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.よくも悪くも自分で改善点を見つけることができる力が問われる現場でもあります。言われたことをただこなすのではなく、常に目標や課題を見つけながら進むことが大切です。ここはチャレンジすることをとても応援してくださる職場です。向上心を持って自分がやってみたいことにしっかりと手をあげて意見を伝えられる前向きな方はとても向いているのではないでしょうか。何よりも人の命を預かる現場ですから、自ら学び続ける姿勢は不可欠です。わからないことがあればわからないままにしないというフットワークの軽さやアンテナを敏感に張り巡らすことができる方とぜひ一緒に働きたいですね。

吉田さん 介護職 勤務9年目

その方らしい生き方に触れ、視野や学びが広がる喜びを体感できる場所

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.介護の仕事は未経験ではありましたが、看護師をしている妻のすすめでこの世界に飛び込みました。以前は飲食業界に従事しておりましたが、人とのふれあいやコミュニケーションを楽しみながらできるという部分では、以前の自分の経験を存分に活かせる仕事ではないかと思いました。学校に通いながら資格を取得し、こちらに入職いたしました。最初の頃は戸惑うこともありましたが、人の役に立つということのやりがいや楽しさを強く感じ、今ではとても充実した日々を送っています。

Q.現在のお仕事内容や大切に考えられていることなどを教えてください。

A.利用者さんの日常生活におけるお手伝いをさせていただくことが私たち介護士の主な仕事です。例えば移動の際のお手伝いや食事の介助、着替えや排せつの介助など、一日のスケジュールに沿いながら利用者さんが快適に過ごせるようお手伝いさせていただいております。私が一番大切にしていることはコミュニケーションです。それは利用者さんに対してだけでなく、スタッフ同士に対しても同じです。特に介護の現場は多職種の方々との連携が不可欠です。コミュニケーションの質によって仕事のクオリティは大きく変動しますし、何よりもスタッフ同士のチームワークに直接的に影響することにもなります。いろんな職種の方々がそれぞれプロ意識を持って支えていらっしゃる現場です。お互いの信頼関係を意識しながら自分の仕事と向きあうことを大切にしています。利用者さんたちもここでそれぞれの目標に向かって頑張っています。ご自分でできることは自信を持ってやっていただけるように、できることを最大限尊重しながらお手伝いさせていただくというスタンスを大切にしています。介護士ならではの専門的な知識や技術を必要とされる場面ももちろん多くありますが、さまざまな職種の方々から日々良い刺激をいただいて視野や学びが広がっていくことを体感できることもこの仕事ならではの醍醐味だと感じています。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.なんといっても一番は利用者さんの笑顔が見られる瞬間です。今は特に新型コロナの影響もあって外出やご家族との面会もまだまだ制限があります。なかなか自分の思うようにならない歯がゆさと大好きな人に会うことすらも許されない寂しさも相まって、皆さん大変なストレスをお抱えのことでしょう。そんな今だからこそ、少しでも心を癒せる楽しい出来事や笑顔になれる瞬間はないかとつい探してしまいます。利用者さんの方から「元気?」と何気なく声をかけていただける瞬間や、通りすがりの他愛のない会話すらも笑顔になっていただける瞬間を見つけられたときには心から嬉しく思います。

Q.この仕事を通じて感じるご自身の成長とは?

A.介護の世界はいずれ誰もが通る道です。人生の大先輩とも言える皆さんのお世話に携わる中で、自分の価値観や生き方などにも大きな影響を与えていただきました。当たり前のことではありますが一人一人にその方の生きてきた道筋があり、その方らしい未来があります。こちらでは特にそこにある「思い」というものを大事に考えています。その方のやりたいことを最大限叶えるために全スタッフが奮闘しています。もちろん転倒の危険やリスクが伴うことは極力避けなければなりませんが、それでもご本人が強く望むことならご家族ともしっかりと連携させていただいた上で精一杯お支えできるよう努めています。「自分らしい人生を送る」ということはごく当たり前のことながらも、実は大変難しいことです。そういった切実な思いにこれからもひとつひとつお応えしたいと思います。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.この仕事の素晴らしさや価値をもっと多くの方に知っていただきたいと素直に思います。業務内容は多岐にわたりますが、人のお役に立てていることをダイレクトに感じられる仕事です。自分自身としてももっと専門的な知識を深めて利用者さんと向きあえるようになれればいいなと思います。まずは経験を積んで現場のエキスパートになりたいです。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.私の担当している一般フロアには10名ほどの介護士がいます。男性スタッフも非常に多く、若手からベテランまで幅広い年齢層の方々で構成されています。早番・日勤・遅番・夜勤と勤務帯もさまざまですが、お互い助けあって無理なく働くことができています。急なお休みなどがある場合にもお互い様という感覚でみんなが自然と手を差し伸べてくれる温かなチームです。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.「人が好き」ということが何よりも大前提となる仕事です。もちろん専門的な知識や技術は多少必要にはなりますが、それは現場で経験を重ねることで自然と身についていくことでもあります。介護の世界は女性ばかりが多く活躍しているイメージも強いかと思います。けれどもこちらの施設は男性が大変多く活気にあふれています。新人さんには先輩スタッフがついて手厚く指導してくださいます。ご興味のある方はぜひお問いあわせください。

西舘さん 介護職 勤務2年目

二人三脚で「できる」喜びをこれからもともに分かちあいながら―

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.一度こちらに見学に来た際に、スタッフのみなさんの生き生きとした表情や柔らかな物腰に心惹かれました。広々とした館内も開放感があり、視界を遮るものがないなど働く側からの視点にもしっかりこだわり抜かれた環境だと感じました。介護職にはこちらに来る以前にも従事していましたが、そういった働く側のポイントを大切に考えてくださっている細やかな心配りがあちこちから伝わってくるようでした。福利厚生面においても例えばお休みの日数や食事代の補助、昇給制度などといった細かな点においてもとても充実していました。思いに真摯に耳を傾けてくださる職場であるということは私にとってとても心強くありがたく感じました。ぜひ私もここで働きたいと思い、入職を希望いたしました。

Q.現在のお仕事内容や大切に考えられていることなどを教えてください。

A.私たちはデイサービスをご利用いただくみなさんがこちらで快適にお過ごしいただけるように、主に身の回りのお手伝いをさせていただいております。食事介助や排せつ介助をはじめとし、リハビリ活動を行う上で必要となるさまざまなサポートをさせていただきます。一日あたり平均して30名ほどのご利用者さんがお越しになられています。身体的には自立されている方が多いですが、活動内容としてはお一人お一人が異なります。メインとなるリハビリプランのご提案は専任のリハビリスタッフ(PT)が行いますが、それとは別に私たち介護職員が企画するリハビリ活動がございます。例えばちょっとした体操やレクリエーションのほか、廊下での歩行訓練や失語症の方のための発声練習など、その方が今必要とされている内容を掘り下げてご提供させていただきます。お一人お一人心身の状態も異なります。その方の「今」の状態を正しく理解し、安心安全に活動いただくことは何より私たちの願いです。私はリーダー業務も兼任しており、フロアにいるスタッフたちの管理や各種記録業務などといった仕事も日々の大切な柱のひとつとなっています。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.やはりご利用者さんのほうから感謝の言葉をいただくときですね。例えば先日もご自身ではなかなか言葉が出なくて悩まれていた方がいらっしゃいました。根気強く私たちと発声練習を重ねていくうちにスムーズに発語できるようになりました。何よりもその方のお役に立てたという事実が嬉しかったですし、自分にとっても自信につながる経験となりました。リハビリの現場では成果がなかなか目には見えにくいものです。二人三脚で歩んでいく日々の中で少しでも手ごたえを感じられた際には、ご利用者さんと同じくらい私たちも嬉しく感じています。

Q.この仕事を通じて感じるご自身の成長とは?

A.以前働いていたところは一日8名ほどの小規模なデイサービスでした。それと比べるとこちらは毎日大勢のご利用者さんがお越しになられます。ひとつのことだけに集中しているとほかの重要なことに目が行き届かず危険を招きます。そういった意味では広い視野を持ってまわりを広く見渡しながら働ける自分に成長しましたね。少しずつではありますが、一人一人の方にとって必要となるリハビリ内容は何か仮説を立てられるようにもなりましたし、利用者さんをさらに身近な存在に感じられるようにもなりました。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.利用者さん側にもその時その時の状況がありお気持ちがあります。身体的な問題だけでなく精神的な部分のお支えといった意味で、もっと細やかに対応できる幅を広げられたらと思います。リハビリのことに関してももっと専門的な知識を深めていくことができれば、自分自身ももっと楽しく仕事に取り組めるような気がしています。その第一歩として、実務者研修という次なるステップを目指しています。勉強や経験をもっと積んで、自信を持ってご利用者さんと向きあいたっていたいです。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.介護職員は常勤・非常勤あわせて12名ほど。スタッフは経験豊富なベテラン揃いなので大変心強いです。女性が多く活躍している現場ですがみんな和気あいあいと仲良く働いています。急なお休みにも柔軟に対応してくださる理解ある優しい方たちばかりですので安心して働けています。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.介護とはいずれ自分の身にも必ず起こりえることです。自分の大切な人がいざそういう場面になったとき、ひと通りのノウハウを知っておくことは必ず自分を助けてくれます。人が生きるということのその延長線上にあるような仕事です。だからこそ何か特別に身構えて入ってくる必要もありませんし、未経験でも過去に接客業をされていたような方にはとても向いている仕事だと思います。困っている方に手を差し伸べることはこちらの気持ちも癒されます。こちらの施設は役割分担もしっかり行われているので初めての方にとっても働きやすい環境です。新人さんには先輩スタッフがしっかりとついてサポートしてくださいますのでご興味のある方はぜひお問あわせください。

谷内さん 薬剤師 勤務3年目

その方の痛みや思いまで丁寧に感じ取るような
きめ細やかなケアの実現を目指して―

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.薬剤師としてのキャリアは今年で17年。長く病院勤務を続けてまいりましたが、転勤が多い主人の仕事の関係でなかなか落ち着いて自分らしい働き方を見つけられずにいました。そんな折にこちらの求人を目にしました。こちらは福利厚生面が大変整っていて、非常勤にもサポートが手厚く充実していました。ここでなら安心して自分らしい働き方ができるのではないかと期待しました。また、私は施設で働くことは初めての経験となります。病院では患者さんたちが退院されたその後の生活を知る機会などはなく、自分のキャリアを広げる上でもとても価値のある仕事だと思いました。

Q.現在のお仕事内容や大切に考えられていることなどを教えてください。

A.基本的には皆さんの処方箋の監査が中心業務となりますが、臨時で必要となった薬の調剤なども行います。こちらは老健施設ですので、病院での治療をいったん終えられたような方々がお越しになられています。そのため普段からご自分で服用されている薬を持ち込まれることも多く、その持参薬とこちらで処方される薬との相互作用に問題はないか、飲みやすい形状に変更したり、たくさんの薬を服用しなければならない場合にはその数を最小限に減らすための工夫を考えるなど在宅での生活がより快適に過ごしやすいように見守ることも大切な役割のひとつです。例えば十種以上の薬を服用しなければならない方がいます。医師や他のスタッフたちと連携や相談を重ねながら、必要となる薬を整理整頓して差し上げることで弊害となるものを事前に防ぐことができます。医師や関連各署のスタッフのみなさんとは何でも気兼ねなく相談できる間柄です。チームとして一体感を持ってご利用者さんをお支えしております。医師の先生から逆にご相談いただくこともありますし、良い信頼関係の中で安心して働くことができています。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.自分が提案したアイデアを採用していただいた結果、良い方向に向かうことができたときなどはこの仕事ならではの手ごたえを感じます。薬の数が減ることで患者さんが嬉しそうな表情をされるときにも心から嬉しく思います。施設は病院と違い、専門的な検査や治療を行うことはなかなかできません。そんな中で異変にいち早く気づき、副作用の早期発見ができたときなどにもお役に立てたことを実感でき嬉しく思います。リスクを防ぐという観点は私たちが絶対に死守しなければならないことです。積み上げてきた経験や知識を微力ながら現場で活かせていることを実感するときには強いやりがいを感じます。

Q.この仕事を通じて感じるご自身の成長とは?

A.例えば褥瘡に対する薬を処方しても、実際にその処置をされている現場に立ち会うようなことは病院ではありませんでした。自分の処方した薬が実際にどのように使われ、その結果どのような経過を経て治っていくのかという部分を目の当たりにする経験はここに来て初めてとなりました。今まで本や想像の領域を出なかったものを実際に拝見させていただけることでより薬に対する理解が深まりました。ますます自分が処方する薬に対して責任を強く感じるようにもなりましたし、多剤併用によって起きる弊害などに対してもリアルな危機感を持って対応できるようになりました。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.身体的なケアだけでなく、精神面の深い部分からのケアが重要であることをこちらに来てあらためて思います。認知症に対する理解や知識ももっと自分なりに深めたいです。将来的には在宅医療の分野にも興味を広げられたらと考えています。単に薬を作って運ぶことが仕事ではなく、医師や看護師たちと密に連携を図り、高い専門性を持ってその方の痛みや思いまでを丁寧にすくい上げられるような薬剤師を目指したいです。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.薬剤師は私一人ですが、困ったことがあればいつでも医師やスタッフたちと連携を図れるチームワークにあふれています。調剤業務や処方箋監査、薬剤の在庫管理などは主に調剤室に一人でこもって行うことも多いですが、フロアに行けばたくさんのスタッフがいて情報交換も活発に行われているので安心です。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.よくも悪くも自分で改善点を見つけることができる力が問われる現場でもあります。言われたことをただこなすのではなく、常に目標や課題を見つけながら進むことが大切です。ここはチャレンジすることをとても応援してくださる職場です。向上心を持って自分がやってみたいことにしっかりと手をあげて意見を伝えられる前向きな方はとても向いているのではないでしょうか。何よりも人の命を預かる現場ですから、自ら学び続ける姿勢は不可欠です。わからないことがあればわからないままにしないというフットワークの軽さやアンテナを敏感に張り巡らすことができる方とぜひ一緒に働きたいですね。

近藤さん 相談員 勤務1年目

大切な皆さんの初めの一歩をお支えするために目と耳と心を真摯に傾けて―

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.以前はプログラミングなどを行うIT系の仕事に就いていましたが、やはり人のぬくもりを直接的に感じられるような仕事のほうが自分には向いているのではないかと考えるようになりました。転職を考える過程で社会福祉士の仕事に興味を持ちました。勉強を重ね、専門の資格を取得した後、6年ほど小さな病院で経験を積みました。実際の医療の現場を知る中で、特に回復期の患者さんや退院後の生活における課題についてもっと学びを深めたいと思うようになりました。その後、こちらの施設の母体にもなる江東病院の回復期病棟に入職いたしました。回復期だけでなく、一般病棟から介護の現場、訪問診療など実に多彩な医療の形があることを知り、それぞれの場所で必要とされていることは何か、患者さんの思いやご家族の切実な思いに触れることができました。今はその経験を活かし、相談員としてこちらで勤務しています。

Q.現在のお仕事内容や大切に考えられていることなどを教えてください。

A.こちらの施設は介護老人保健施設となります。私たち相談員は入所のご希望をいただく皆さんからのご質問やご要望に日々お応えいたしております。病院や地域のケアマネジャーさんからのお問い合わせ、ご家族からのご質問などが寄せられます。そういった声にひとつひとつ耳を傾け、ご希望を叶えるための一番最初の窓口となります。迅速な検討を行うために関連各所との連携を図ることも私たちには欠かせない重要な仕事です。ご本人やご家族様がどのようなお気持ちで入所をご希望されているのか、しっかりと目と耳と心を傾けながら実現に向けた準備に携わらせていただきます。言葉遣いや接遇などといった部分も私たちが日々大切にしていることのひとつです。今はコロナ禍もあり、なかなかご自宅や病院にお伺いしてご本人の普段の様子を垣間見させていただく機会が少なくなっていますが、実際の生活の中のお姿を拝見させていただくことで初めて気づけることは多くあります。例えば具体的にどのような部分でお困りになられているのか、私たちがどのようにお支えできるのか、まずはそこを正しく見極めなければ本当に満足のいくサービスのご提供にはつながりません。お一人お一人にご事情があり生活背景があります。今一番お困りになられていることを明確にし、少しでも手助けできるよう、親身になってより良い道筋を照らしたいと思います。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.困ったり迷ったり思い悩んだ末にこちらにご相談に来られる方がほとんどです。不安でたまらないお気持ちをしっかりと受け止めながら、一方でお手伝いできることできないことも含めてしっかりとお返事させていただかなければなりません。「前より気持ちが楽になった」「本人がとても喜んでいる」「ありがとう」などといった感謝の言葉をいただける瞬間は何よりも嬉しい瞬間です。お話をさせていただく中で少し肩の荷がおりたようなホッとした表情をされる瞬間なども微力ながらお役に立てたことを実感できて嬉しく思います。

Q.この仕事を通じて感じるご自身の成長とは?

A.さまざまな医療の現場を広く経験してきたことは、今の自分を支える糧となっています。それぞれの場所でその方が必要とされるケアは千差万別ですし、用いられる制度や方針も細かく異なります。その複雑さゆえに見えない壁のようなものがいくつも立ちはだかっていることに気づける自分になりました。自分の持つ経験や知識をフル回転させながら、そういった課題にも果敢に立ち向かうことができればと思います。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.今はコロナ禍もあり、外部に向けての発信の機会が極端に減っています。こちらの施設が一体どういう場所でどういったサービスをご提供できるのか、もっと地域の皆さんに知っていただきたいと願います。本来であればもっと貢献できる場所であるはずなのに、今はその役目を十分に果たせずにいることで葛藤があります。ご利用者さんやご家族の負担を軽減し、地域にもっと笑顔が増える方法を主体的に模索していかなければならないと感じています。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.こちらは相談員2名、ケアマネジャー3名の計5名体制です。夜勤はなく、基本的には定時で退社できるので、育児やご家庭のことと無理なく両立しやすい環境です。急なご事情でお休みするときなどは、みんなで協力し合って柔軟に対応しています。情報交換の場は都度設けられていますので、一人で悩みを抱え込むことなく安心して働きやすい職場です。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.心穏やかで良い意味で回りに気遣いのできる方はいいですね。相談員の仕事は相手の話に真摯に耳を傾けることから始まります。とはいえ、自分の考えや軸をしっかりと持っていなければ成り立たない仕事でもあります。ベテランスタッフも多くいますのでサポートは手厚いです。経験や知識などは実際の現場で少しずつ積み上げていくものですから、経験の浅い方でも十分挑戦できる仕事です。みんなで支えあい、ともに成長していくことをとても大切にしている職場です。どうぞ安心してお越しください。

寄本さん 看護師 勤務9年目

その方のかけがえのないものに触れさせていただく感覚を日々かみしめながら―

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.以前は別の施設で勤務していました。研修がきっかけで、こちらの施設の教育体制の充実ぶりを知りました。また利用者さんに対するスタッフの向きあい方や考え方が大変素晴らしく、驚きと感銘を受けました。当時、こちらの施設は介護研究の場として注目を浴びており、利用者さん本位でさまざまな取り組みに果敢にチャレンジされている姿には目を見張るものがありました。老健は病院とご自宅をつなぐ中間地点にあたります。一時的なリハビリを行う場としてのご利用だけでなく、イベントなども積極的に行われるほか、何よりもご本人のご要望に最大限お応えしようとスタッフの皆さんが一丸となって取り組まれている姿に感動しました。ぜひ私もこちらで力を尽くしたいと思い、入職を希望いたしました。

Q.現在のお仕事内容や大切に考えられていることなどを教えてください。

A.日々のバイタルチェックをはじめとする利用者さんの健康状態の維持・管理・確認を行うことが私たち看護師の主な仕事です。そのほかにも処置が必要となられる方には適切なケアを施すなど、業務内容は多岐にわたります。一人一人の利用者さんの現状を正しく理解することが何よりも重要となる現場です。入居スペースは4フロアありますが、看護師たちは2チーム体制で2フロアずつを担当しています。私は認知症を患われている方の専門フロアに所属しています。認知症は自分の気持ちを相手にうまく伝えることが難しくなる病気です。例えば、具合が悪くてもどこがどう悪いのかをうまく説明できず、不穏として表現されることが多くなります。言葉にするのが難しい分、こちら側がどうしたいのかを先回りして敏感に気付いて差し上げることが非常に重要となります。それを支えているのがまさに日々の観察力やコミュニケーションだと実感します。それぞれの方に対してベストとなるアプローチを、日々手探りで見つけていきます。相手の思いにしっかりと寄り添いながら、その方のかけがえのないものに丁寧に触れさせていただくような感覚をこれからも大切にしていきたいと思います。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.けがや褥瘡の状態が良くなったり、病状が回復されたりなど目に見える改善が現れたときなどは本当に嬉しく思いますし、お役に立てていることを実感できます。こちらでは3カ月ほどを目安にご自宅などへ戻るためのリハビリを行われる方が多いので比較的短い期間のおつきあいにはなりますが、その中でもしっかりとした絆を結んで良い結果に引き上げることができたときには大きなやりがいを感じます。「あなたが来てくれてよかった」なんて言葉をいただけるときなどは本当に心から嬉しくてたまらなくなります。何気ない会話の中で不意に大きな笑顔が飛び出したりするときも、心が通じあう瞬間を体感できて何にも代えられない喜びを味わえます。

Q.この仕事を通じて感じるご自身の成長とは?

A.私自身が大のおばあちゃん子でした。利用者の皆さんと楽しいひとときを過ごしたり、人生の大先輩としての貴重なアドバイスやお話をお伺いできる時間が大好きです。人を支えているのはやはり人だということをあらためて実感します。その一方でご家族の抱えられている思いにもあらためて思いを馳せることがあります。一人一人にご事情があり、その背景があります。現実的にはすべてが思い通りに行くことはなかなかありませんが、そういった意味でも身体的なケアだけでなく、精神的な部分を力強くお支えするということがどれだけ私たちに求められていることなのか、深く考えることのできる自分に成長したように思います。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.ケアマネジャーをはじめ認知症ケア専門士、認知症のキャラバンメイトの資格も取得いたしましたが、もっとこの分野で本格的に専門性を高めていくことができればと考えています。自分の得た知識や技術をさらにチームに共有することで新たなアプローチを模索することができればと思います。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.私たちのチームは臨時職員を含めて現在11名です。若手からベテランまで幅広く、キャリアの長い頼りになる先輩たちが多くて安心して働けています。育児と両立されている方も多くいらっしゃいます。夜勤もありますが無理なくシフトも組まれており、自分の希望も伝えやすい風通しの良い環境です。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.相手の気持ちを思いやれる方、心根の優しい方とぜひ一緒に働きたいですね。介護の現場は医療現場とは異なり、専門的な技術や知識といったスキルよりも柔軟に考えられる力や共感する力の高い方が求められるように思います。思いやりを持って真に相手のことを考えられる方とぜひ一緒に働きたいと思います。